プロローグ
8月4日 夏山登山の最盛期
どの山に向かおうかと思案
未だ踏み込んでいない、奥黒部。双六から水晶岳往復一泊の案。
五竜岳往復日帰りの案。
一人で黙ってただ歩くだけだと両案共キツイ。キツ過ぎる。
困ったときは、立山、西穂高、上高地、乗鞍、八方尾根 いずれかにすれば、まず失敗はない。
そうだ、立山奥大日岳に行こう。
10年以上前に1回だけ登り、その後何度か向かうが、天候だったり、途中から別山に変更したり、
さてまた辛くて引き返したりとかで登頂できないでいた。
頂上からは、劔岳が目の前に見えて、人もそんなに多くなく、道中はお花畑が連続している。
そこで、のんびり涼風を浴びてゆっくりしよう とのコンセプトで決定。
ところが・・・夕方のニュースで、本日奥大日で転落遭難死亡事故発生のニュース。 心なしか迷う。
8月5日
5時出発。コンビニで食料と水分を補充して、6時半に立山駅に到着。
ケーブル乗車時間は7時10分 30分待ちです。室堂のライブカメラでは快晴のよう。早く乗りたいと気もそぞろになってきます。
乗るポイントは、先頭に乗ること。壁伝いに一番上まで登って最上部のドアから乗車、運転台の両側にスペースがあるのでそこにのぼると良い。レールの傾斜などがみえて、急斜面を登攀していることがよく見えます。特に最後のトンネルを抜けた時に、さらに急こう配になる様子に驚きと高揚感が得られます。
今日も素晴らしい空色と空気に満ちています。 立山王殿の清水 立山の下を貫通するトンネルから引いた冷たい水。 ペットボトルに補充しておきましょう。
よく見ると、花の一つひとつが鳥の顔です。虫が近づかないように擬態化したのでしょうか?
みくりが池と立山 鞍部が一の越
日帰り入浴可能。 テラスからは地獄谷が見下ろせます。
池の水の色も変わってきました。地獄谷からのガスが相当多くなっています。
歩道の間際までがすの被害が広がっている。
大日小屋はランプの宿で有名です。
ここからの登り返しにはいつも泣かされる。キツイ
3:00pm 登りの人も多いけれどどんな計画なのでしょうか?
3:15 室堂ターミナル到着。
近く見えるけれど、往復6時間の旅程。危険なところも多少あります。
花、水、景色は一級。劔が見えれば第一級の景観と思います。
帰りは、よしみねの湯を浴びて帰ることにします。
今年から、アルペンルートのバスの運転手がいろいろな説明をしてくれるようになりました。
行きの運転手は、見えてくる山の標高を案内。よく覚えられました。
帰りの運転手は、気象情報だったかな?運転しながらなので、やや心配。
運転優先でお願いします。